プログラミングの秋ですね、武田です。
今回は文章では説明しづらいゲーム開発環境のUnityについてです。

Unityでゲームを作りたい人は「とりあえず3Dの美少女キャラを動かしたい」(美少女は余計ですか?!)だと思いますので、わたしがこれまでUnityで試した中で一番手っ取り早く3Dキャラクタを動かす方法について動画にしてみました。

詳しい手順は動画の説明文に書いてありますが、無料アセットのStandard Assetsを使う方法が一番楽です。Standard AssetsにはThirdPersonというキャラ(名前はEthanらしい)付属しているのですが、これをシーンにドラッグ&ドロップさせるとすぐに動かせます。ただこのEthan、色がグレーだし、華がないので、これまた無料のUnityChan!アセットを使って女の子キャラに変更します。

中身は男性のEthanだけれども、外見はユニティちゃんという感じです。(ということは中性かも)

4分30秒ほどの作業動画ですが、ユニティちゃんがフィールド上を自由に動き回れるようにする手順となっています。
キャラを動かしただけで満足せず、何か作ってみると面白くなりますよ!

UnityのAddForce関数でボールを遠くに飛ばす

Unityは、物理計算のプログラムを1から作らなくても便利な関数が最初から利用できます。
わたしの好きなUnityの関数は、AddForce関数です。
AddForce関数は、引数に方向を指定するとUnity上のオブジェクトに力を加えることができます。

こんな感じ。

方向は、Vectorというクラスを使って表現します。
Vectorの引数はそれぞれx方向、y方向、z方向の力を表します。

先ほどの動画だと高さがy方向で、奥行きがx方向の設定にしています。
例えば次のようにするとx軸とy軸、前方45度に力を加えたことになります。(20.0fは強さなので適当です)

Vector3 force = new Vector3(20.0f, 20.0f, 0.0f);

今回ボールオブジェクトには、次のようなC#スクリプトをアタッチ(プログラムをオブジェクトに設定すること)しました。

void Start () {
	Rigidbody rb = GetComponent<Rigidbody>();
	Vector3 force = new Vector3(20.0f, 20.0f, 0.0f);
	rb.AddForce(force, ForceMode.Impulse);
}

Startメソッドに指定しているため、ボールに対して1回ガツーンと前方に力を加えたイメージです。
だからゴルフボールのように飛んでいきました。

この3行足らずのプログラムだけでこのような動作が出来るのは、凄いなあと思ってしまいます。
まあ、だからと言って面白いゲームが作れるかは別問題ですが…