今年印象に残った言葉

今年も12月がやってきました。
個人的にも世の中の流れでも色々とありました。今年印象に残った言葉から。

「つらい状況にある人ほど、なかなかつらいとは言えないものだ。」/NHKラジオ東日本大震災での放送で

確かにそうかもしれません。

「世界ぜんたいが幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない」/宮沢賢治

これは宮沢賢治の数ある名著の中で繰り返し言葉を替え、状況を替えて出てきている言葉です。宮沢賢治の本は今となっては古典と呼べるものになりつつありますが、大事にしたい言葉です。
「つらいときこそ。笑おうよ!」という言葉もありますが、無理に笑う必要はありません。
私はスーパーのカスミのチラシが好きでした。
新聞の折り込みに入ってくる特売のチラシなのですが、その中に「いきる いかされている…」といった名前のコーナーだったと思いますが、霞ヶ浦のあたりの寺の住職である玄侑宗久(げんゆう そうきゅう)さんが書かれている文章が必ず載っていました。
お寺での説法を文章化した内容だったと思います。いつもいい言葉が書いてあり、私はカスミの特売品をみるよりも玄侑さんの言葉を楽しみにしていました。良いなあ、と思ったものは切り取ってスクラップブックに貼っていました。
その中の言葉です。

「人生が終わるまで本番がこなかったら残念です。」/玄侑宗久

生きているうちに、霞ヶ浦のお寺に行ってみようかと思います。
〓武田〓

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