仕事を楽にするシェルプログラム

今日は雨でした。武田です。
わたしは時々学生の提出物などで出席番号順にフォルダを作って管理するのですが、Windowsなどで右クリックして新規作成>フォルダなどとやっていると大変です。そもそも何回も同じ処理をするのは面倒くさいです。
コンピュータを使うのであれば、楽をしたいですよね。
Windowsにはコマンドプロンプトという便利なシェルプログラムが搭載されているので、これを利用しましょう。

メモ帳に

mkdir abc

と入力してファイル名をabc.batとします。
するとアイコンが歯車のようなアイコンに変わります。
これはバッチファイルと呼ばれるもので、ダブルクリックすると実行できます。
「mkdir」はフォルダを作成せよ、という命令で「abc」はフォルダ名です。
実行した場所に「abc」という名前のフォルダが作成されます。

これを応用して繰り返し処理の中に入れてみました。。

makefolder.bat

:: ===== 00~20までのフォルダを作成する =====
@echo off

:: 変数zeroに「0」を代入する
set /a zero=0

:: 変数iは0から始まり1ずつ増やして20まで(繰り返し処理)
for /L %%i in (0,1,20) do (
	:: もし変数iが10未満なら(判定処理)
	if %%i LSS 10 (
		:: フォルダ名の頭に「0」をつけてフォルダ作成
		mkdir %zero%%%i
	) else (
		:: 10以上ならフォルダ名はそのままで作成
		mkdir %%i
	)
)

8行目の

for /L %%i in (0,1,20) do (

の部分ですが、繰り返し処理で、0から1ずつ増やして20までという意味になります。
このプログラムをメモ帳で「makefolder.bat」という名前で保存します。
ダブルクリックで実行すると「00」~「20」までのフォルダが作成されます。
間違っても(0,1,1000)などとしないで下さい。(大変なことになりますよ!)

コンピュータは人が楽をするための道具です。
コンピュータに使われないようにしましょう!

以上、シェルプログラムでした。

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